ぐらっちぇ。
こんにちは。
これはLeica M6 Summilux 1.4/50 FUJIFILM 期限切れ Superia100で撮った写真です。
twitterでこんな投稿を見かけました。
https://twitter.com/KENTAXIAN/status/1021737391562706944?s=19
ちゃんとリンク貼れてるのかな?
「Leicaを持ってたら通りすがりのおじいさんに生意気だと言われた」というような内容です。
色々と思う所が出てきました。
出てきたけど、
ボクには道徳観とか倫理観とか語る資格は無いので、
Leicaを使って良かったなあと思ったことを書きますね。つらつらと。
と思ったら長くなってしまったので前後編にわけますね。
フィルムカメラを始めてから3ヶ月くらい経った時、急に「Leicaってどんなカメラなんだろう」と思いました。
ぶっちゃけカメラ始める前はLeicaなんて知りませんでした。
知ってるメーカーなんてCanonかNikonくらいです。
しかしネットを彷徨いカメラの情報を集めるうち、Leicaの存在に気が付きます。
アンリ・カルティエ=ブレッソンやロバート・キャパなど、偉大な写真家をはじめ数多の写真家が愛用しているそのカメラの魅力とはなんでしょうか?
わかりません。
でも使ってみたい。よくわかんないけど欲しい。
そう思ったらもうLeicaが欲しくて欲しくてたまらない。
1度欲しいと思うともうLeicaが愛おしくて、可愛くて、カッコよく見えてきました。
そう、ボクは恋する乙女。
余分な装飾が一切無く、シン…と佇むその無骨な姿…。
赤いLeicaのロゴ。
Leicaの全てが良く見えてくる。
欲しい。今すぐにでも欲しい…!
しかしボクの懐はまだ、その想いには届きません。
「ああ、Leica。あなたはどうしてLeicaなの」
「あなたが欲しい。ティアーモ!ティアーモ!」
ボクは日々、Leicaへの焦がれるような想いを、ただ募らせていくのでした。
…何故Leicaが良いと言われているのか、使って確かめたい。
そして昨年、2017年12月某日。
ついにボクはLeicaを探す旅路の切符を手にしたのです。
冬のボーナスを握りしめ、ボクは銀座の中古カメラ屋を駆けずり回りました。
「ああ。理想の君。今日という今日は絶対に出会ってみせる…!」
1度では全額おろせないATM、迫りくるハトの群れ、道を聞きにくる外国人達、店員と話し込む常連客、
次々と過酷な試練がボクを襲いました。
「なにくそ、負けてたまるか。ボクは見つけるんだ。捕えられ、日々ボクを待ち続ける君を」
そして、ついにボクは理想の君を見つけたのです。
ショールームに鎮座する、鈍いチタンカラーのLeica M6。
傷一つない精悍なボディ、全てを明るく写すファインダー、そっ…と囁くようなシャッター音。
その横には、Summilux 1.4/50が、その純粋で大きくてパッチリした目でボクを見つめていました。
今、惹かれ合う二人。
ボクは握りしめた血と涙と汗の結晶ボーナスを店主に叩きつけ、言いました。
「これください」
後編へつづく。